HPDUは、グローバル社会で活躍できる人材の育成を目的として発足ました。特に英語によるパーラメンタリーディベートを日本の高校に普及すべく努めているのは、それが、海外の人たちを相手とするプレゼンテーションやディスカッション、ネゴシエーションなど、現実のグローバル・コミュニケーションにおいてクリティカルな受信と説得力のある発信をするための基礎力作りになるからです。すなわち、その技術習得だけで満足せず、将来、高校時代に身につけたものを応用して、実社会で活躍してほしい、これが、HPDUがパーラメンタリーディベートを学んだ人たちに期待していることです。
そこで、一昨年、パーラメンタリーディベートの大会とは別に、グローバル社会で必要とされるコミュニケーションの練習の場として、模擬G7サミット2015を開催しました。社会をよりよくするためにはどうしたら良いか、企画・運営に名乗りを上げた高校生たちが決めたテーマについて、様々な学校から集まった高校生たちが解決策を話し合い、英語で発表するというものでした。良いアイディアがまとまれば、大人社会へ発信します。第一回の結果は、同年8月にドイツで開かれたJ7フォローアップ・ミーティング(ドイツ連邦政府青少年省・ドイツユニセフ協会主催)におけるプレゼン・コンテストで、官房長官を始めとするドイツ連邦政府関係者やドイツユニセフ協会関係者に向けて発表し、第1位になりました。
第1回目が好評だったので、昨年も実施したところ、さらに参加校が増えました。それも大成功で、その日のうちに次年度の企画。運営に立候補した人や参加予約をした学校さんもあったので、必然的に今年度も模擬G7サミットを開催することになりました。今後も、企画・運営に手を挙げる高校生がいる限りは、HPDUの年中行事の一つにしていこうと思います。
今年のテーマは「若者の社会参画促進」です。8月2日、10時から渋谷教育学園渋谷中学高等学校で開催いたします。基本的に全て英語で行われますが、もしディスカッションは日本語で行いたいという人が多くいれば、発表のみを英語で行い、話し合いは日本語でというグループを作ります。日本語使用希望者が少人数であればグループは作れませんが、話し合いの時に遠慮なく日本語で発言をすれば良いだけですので、英語に自信がない方もふるって応募してください。なお、座席数には限りがあり、応募多数の場合は人数制限をしなければならなくなりますので、お申込みはお早めにお願いいたします。応募は学校単位ではなく、参加者個人が申し込む形になっています。
詳細や応募期限、当日のスケジュールなど、詳細については、以下の添付ファイル 「模擬G7 2018募集要項」 をご覧下さい。