2020年度の模擬G7 Summit は9月6日にオンラインにて開催いたしました。実施要項などこのページをご覧ください。また、運営委員よりの開催後の報告書を以下に掲載いたします(ページ下より PDF でダウンロード可能です)。
HPDUは、グローバル社会で活躍できる人材の育成を目的として発足ました。特に英語によるパーラメンタリーディベートを日本の高校に普及すべく努めているのは、それが、海外の人たちを相手とするプレゼンテーションやディスカッション、ネゴシエーションなど、現実のグローバル・コミュニケーションにおいてクリティカルな受信と説得力のある発信をするための基礎力作りになるからです。すなわち、その技術習得だけで満足せず、将来、高校時代に身につけたものを応用して、実社会で活躍してほしい、これが、HPDUがパーラメンタリーディベートを学んでいる高校生たちに期待していることです。
そこで、HPDUでは毎年夏に、パーラメンタリーディベートの大会とは別に、グローバル社会で必要とされるコミュニケーションの練習の場として、模擬G7サミットを開催しています。社会をよりよくするためにはどうしたら良いか、企画・運営に名乗りを上げた高校生たちが決めたテーマについて、様々な学校から集まった高校生たちが解決策を話し合い、英語で発表するというものです。
良いアイディアがまとまれば、大人社会へ発信します。第一回の結果は、同年8月にドイツで開かれたJ7フォローアップ・ミーティング(ドイツ連邦政府青少年省・ドイツユニセフ協会主催)におけるプレゼン・コンテストで、官房長官を始めとするドイツ連邦政府関係者やドイツユニセフ協会関係者に向けて発表し、第1位になりました。昨年は、その内容と質、参加した高校生たちの英語力が、世界各国の優秀な高校生を集めてサミットを開催しているKNOVVA ACADEMYに高く評価され、2019年3月に開催されたModel G20 Youth Leadership Beijing Summit に5名の生徒が招待されました。25 カ国の約 300 人の高校生とディスカッションをした結果、Exceptional Ministerial Delegate Head of State(最優秀元首賞)や最優秀チーム賞を受賞し、日本の高校生のグローバルリーダー力の高さを世界に証明することができました。
今年のテーマは「インターネット上の誹謗中傷についての法改正を考える」です。9月6日(日)9:00〜15:00、オンラインで開催いたします。基本的に全て英語で行われますが、もしディスカッションは日本語で行いたいという人が多くいれば、発表のみを英語で行い、話し合いは日本語でというグループを作ります。日本語使用希望者が少人数であればグループは作れませんが、話し合いの時に遠慮なく日本語で発言をすれば良いだけですので、英語に自信がない方もふるって応募してください。なお、人数制限があり、応募多数の場合はご遠慮いただかなければならなくなりますので、お申込みはお早めにお願いいたします。応募は学校単位ではなく、参加者個人が申し込む形になっています。